助成金を活用できない要因

助成金の種類は40~50種類と言われています。

ただし、あまり活用されていないのが現状です。

助成金があまり活用されていない要因を以下に挙げていきます。

助成金が活用されない内的要因

・あまりよく知られていない
・種類が多く、専門用語だらけでよくわからない
・日常業務に追われ手続を専門に行える者がいない
・提出書類が多くて面倒くさい
・どこに相談や問い合わせをしていいか分からない

 

助成金が活用されない外的要因

・相談窓口が混雑しなかなか聞くことができない
・申請窓口担当者の人数が限定されているため、訪問しても長時間待ち
・制度そのものの見直しがあったり、支給要件が頻繁に変わる

 

頑張って申請しても、もらえないケース

国の施策に協力して、労働者のためになることをしても、会社として当然守るべき基本的なルールが守られていないと助成金がもらえないケースがあります。

事前にしっかりチェックしましょう。

・法定帳簿(賃金台帳、労働者名簿、出勤簿、就業規則等)が整っていない
・会社が雇用保険に加入していない、助成金の対象となる労働者が雇用保険に加入していない
・労働保険料を滞納している
・申請期限を守っていない
・同様の目的で他の助成金を受給している
・事前に計画の作成、提出が必要な助成金の場合において、その手続きを行っていない
・下記、中小企業の条件に当てはまらない
業種 資本金 従業員
小売業(飲食業含む)  5000万円以下 50人以下
卸売業 1億円以下 100人以下
サービス業 5000万円以下  100人以下
その他業種 3億円以下  300人以下

※資本金・従業員数のどちらかを満たしていれば中小企業に該当します。

以上が助成金を活用できない要因です。

これらの要因に共通しているポイントは、

情報を整理するだけの時間が確保できていないということです。

助成金申請から受給までを一人で行なうと莫大な時間がかかってしまうことが助成金を活用できない理由として挙げられるのです。

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